【Kotlin/Swift】Kotlin Multiplatform Mobileの導入

目次

概要

Kotlin Multiplatform Mobileを導入してみようと思う。
理由は以下だ。

  • Android/iOS両方に向けて発信したい(クロスプラットフォームを使用したい)
  • 元々ネイティブのスキルを磨いてきた
  • FlutterやReact Nativeもいいが、ネイティブなら参考文献も多い

FlutterやReact Nativeもいいかなと思ったが、ある程度進めた後に「ネイティブならわかるけど、そうでない場合に参考となる記事がなかなか見つからない」という事態は未然に防ぎたかった。(カメラとか結構難しそうだし…)

基本的には以下のページを参考に進めていく
https://www.jetbrains.com/help/kotlin-multiplatform-dev/multiplatform-getting-started.html

必要なもののインストール

以下をインストールする必要がある

java -version
  • Kotlin Mutiplatform Mobile Plugin
    Android Studioを起動してSetting -> Plugin -> Market Placeを選択し、一覧の中から「Kotlin Multiplatform Mobile」をインストールする。インストールしたらAndroid Studioを再起動する。
  • Kotlin Plugin

環境のチェックを行う

ターミナルやAndroid Studioのコマンドラインで以下のコマンドを叩く

$ brew install kdoctor

もしもHomebrewのインストールをしていないのだったら、まずはそちらをインストールしよう。

そして、インストールが終わったら、以下のコマンドを叩いてkdoctorを呼び出そう。

$ kdoctor

表示されるメッセージは以下の三通り

  • [x]・・・失敗項目。*マークの後ろに解決策が書かれているので、それを元に対応しよう。
  • [!]・・・警告
  • [v]・・・問題なし

僕は最初こんな表示が出た。

$ kdoctor
Environment diagnose (to see all details, use -v option):
[✓] Operation System
[✓] Java
[✓] Android Studio
[✓] Xcode
[!] CocoaPods
  ! CocoaPods configuration is not required, but highly recommended for full-fledged development
  ✖ CocoaPods requires your terminal to be using UTF-8 encoding.
    Consider adding the following to ~/.bash_profile
    export LC_ALL=en_US.UTF-8

Conclusion:
  ✓ Your operation system is ready for Kotlin Multiplatform Mobile Development!

どうやらCocoaPodsに一部問題があるようだ。
内容を見てみると、

Consider adding the following to ~/.bash_profile
export LC_ALL=en_US.UTF-8

どうやら、bash_profileに「export LC_ALL=en_US.UTF-8」を追加した方がいいとのことらしい。
なので、僕の場合は以下のコマンドで~/.bash_profileを開き、エラーで注意されていたことを追加したら直った。

$ vi ~/.bash_profile
$ kdoctor
Environment diagnose (to see all details, use -v option):
[✓] Operation System
[✓] Java
[✓] Android Studio
[✓] Xcode
[✓] CocoaPods

Conclusion:
  ✓ Your operation system is ready for Kotlin Multiplatform Mobile Development!

よしよし。全てのエラーが解決された!

ちなみに、これはPCによって変わる。
僕はMacだが、ターミナルを開いた時にbashだと、僕と同じような感じに。zshだったら~/.zshrcという別の設定ファイルがある。

公式ページでもここで区切られているし、今回はここまでにしよう。

次回:Kotlin Multiplatformを使ってまずはアプリを起動する

参考ページ