目次
概要
データは複数あるけど、ひとまとまりのものというのが世の中にはある。
現実世界では、学校などのクラスの名簿。ゲームの世界ではパーティのメンバーなど。
そのように、複数あるデータをまとめたものを「配列」という。
ソースコード
int[] items = new int[10];
String[] element = {"頭部", "首", "前脚", "腹部", "背中", "翼", "後脚"};
Console.WriteLine(element[2]);
Console.WriteLine(element[0]);
Console.WriteLine(element[6]);
実行結果
前脚
頭部
後脚
詳細
配列の定義方法
まず、配列の定義から入る。配列の定義の仕方は以下の通り。
// 要素数だけ設定する場合
/* 型名 */[] /* 配列名 */ = new /* 型名 */[/* 要素数 */];
// 初期値を設定する場合
/* 型名 */[] /* 配列名 */ = {/* 配列に入れるデータ */, /* 配列に入れるデータ */, ...};
実例を出すと以下の通りになる。
// 要素数だけ設定する場合
int[] items = new int[10];
// 初期値を設定する場合
String[] element = {"頭部", "首", "前脚", "腹部", "背中", "翼", "後脚"};
項目 | 内容 |
要素数だけ設定する場合の例 | |
型名 | int |
配列名 | items |
要素数 | 10 |
初期値を設定する場合 | |
型名 | String |
配列名 | element |
配列に入れるデータ | “頭部” “首” “前脚” “腹部” “背中” “翼” “後脚” |
こうすることで、複数のデータをひとまとめにすることができた。
配列のデータの取り出し方
配列内のデータを取り出す時は以下のように書く。
/* 配列名 */[/* 取り出したいデータの番号(添字) */]
今回の例では以下のようになっている。
String[] element = {"頭部", "首", "前脚", "腹部", "背中", "翼", "後脚"};
Console.WriteLine(element[0]);
項目 | 内容 |
配列名 | element |
要素数 | 2 |
ここで出力結果を見ればわかるが、配列の番号は「0」から始まる。
添字と取り出されるデータの対応は以下のように、なっている。
そして、末尾の添字は「配列の要素数 – 1」の値になる。
添字 | 取り出されるデータ |
0 | 1番目のデータ |
1 | 2番目のデータ |
2 | 3番目のデータ |
こうしてみると、根幹の部分は変数定義と変わらない。
ただ、定義の方法と呼び出し方に番号が必要になったくらいだったりする。
ちなみに、配列の上位互換にList型やDictionary型がある。
両方とも要素を追加できたり並べ替えられたりできる。
Dictionary型に至っては添字を文字列を設定できる。添字に「アイテムの名前」を設定する事もできるわけだ。
参考ページ
- 「」
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